妄執。自分の選択はすべて妄執だと思った。 何かを見て美しいと感じた時、いつも自分の中にあるのは紛れもない嫉妬心で、それを始まりまで遡ろうと試みると、俺だって、みたいな言葉が聞こえてくる。それを思い出した方がいいのかもしれない。美しいと感じた…

ありきたりな言い方だけれど、魂を売る覚悟が足りていない、ということなのだろうと思った。多少の拗れた自意識はどうにもならないとしても、恥じた恥じたとしきりに書いてばかりで、それを以て自分の欠落を引き受けたような気になっているだけなのではない…