2024.03.11

買い物をする。スーパーのようなところに行って食品売り場をぐるぐる歩いていると、別にそうならないこともあるけれど、生活や選択やそういうもののことを考えてしまって、とてつもなく気が重くなる。自分で自分が食べるものを考える営為、その繰り返しにかなり抵抗があるし、それを思うだけでものすごく気が重くなる。慣れたら薄れていく類のものだろうけれど、やっぱりどうしても、忘れたくない気持ちが強い。身体も生活も嫌だ。駄々をこねる子供とそう変わらないようなことを言っている自覚はあるけれど、一切、そういうものに従いたいと思えないままでいる。事実子供なのだろう。すべて放り捨ててどこかへ姿をくらませたい、できることなら美しくないものには触れたくない、疲れるから嫌だ、気持ち悪いから嫌だ、それだけの単純な、正しくもなれない人間なのだと思う。潔癖な子供。物わかりのいい人と話していると、自分が子供の方に押しやられている感じがして、途中でなんだかどうでもよくなってしまう。

 

ユリイカ 2023年12月号 - 特集 長谷川白紙

 続き。‎最も濃いもの (feat. 長谷川白紙) - 夢ノ結唱 & 夢ノ結唱 ROSEの曲 - Apple Music

 この曲を聴いて、長谷川白紙がやっぱり好きだな、と思って特集をちゃんと読むことにした。歌詞にしてもインタビュー記事に起こされた一連の受け答えにしても、言葉の選び方が緻密な経験と調和のための繊細な選択に裏打ちされていて、読んでいるとその豊かさと隙のなさに完璧に打ちのめされるような気分になる人で、そしてわたしは自分をいとも簡単に、そしてできることならなるべくどうしようもなく強大な力で打ちのめしてくれるような人が好き(醜くて極度に不純な自我でも何度も打ちのめされていればさすがに多少は学習する)なので、長谷川白紙が好きだなと思う。あまりに緻密でほぼ理解できていないから、あとからあとから、少しでもなにかが、頭のどこかでふと了解されることを信じたい。

‎キュー - 長谷川白紙の曲 - Apple Music

 ある人の書いた音楽を聴きながら同じ人についての特集雑誌を読めるのはなんていい体験なんだろうと思う(関係ないけれど、対談形式の文章媒体がわりと好きなことに最近気がついた)。めちゃくちゃな変拍子の曲(ボカロだとささくれさんとかいよわさんとか、それ以外だとcabsやosterreichの曲も勿論そうだし、インスト曲もいろいろ思い当たる)が全般かなり好きなことに今更気づく。いつか長谷川白紙のライブにも行ってみたい。

 

2024.03.10

R.D.レイン - 結ぼれ

 冒頭を少しだけ読んだ。あまり理解できないまま読み進めることになるかもしれない。わからないものが現れる度に何も分からないまま死んでいくのだろうと思う。

ユリイカ2023年12月号 - 特集 長谷川白紙

 少しだけ。

Frums - μ

 ブレイクコア的な音が入っていると完全にうれしくなってしまう。中盤で全てがぼやけて浮かびあがるところが本当にいい。音同士の調和、全体としての美しさみたいなものに繊細に気を遣っていると分かる音楽がこの一年ほどでかなり好きになった気がする。すぐ思いつく人だときくおさん(あまり多くは聴けていないが)なんかはその筆頭だと思う。